飲食店で活躍するロボットってどんなの?
飲食店でロボットが活躍する様子は、まるで未来の世界のようです。ところが、その未来は意外と近くまで来ているのかもしれません。
ここでは飲食店で活躍する配膳ロボット「PEANUT」の様子や、SNSで話題となったペッパーパーラーについてご紹介します。ロボットによる全自動レストランも現実的味を帯びてきました。
飲食店で大活躍中!
配膳ロボット「PEANUT」続々と導入!
飲食店に導入が進んでいる配膳ロボット。中でも「PEANUT」を導入する店舗がどんどん増えています。
PEANUTを導入している店舗の中で、ロボットとの連携が特に進んでいるのが、愛知県名古屋市にある人気焼肉店「肉の夜市 大曾根店」。
同店は極力「省人化」「システム化」することで、高級な肉をリーズナブルな価格でお客様に提供しています。その省人化、システム化という考え方にPEANUTは最適です。店内では「よいち君」と名付けられ、ホームページに「面接に来たのがロボットでした」と大きく紹介されています。このことから、店員の一人として愛されていることがわかります。Twitterにも来店したお客様から数多くの感想が書き込まれ大好評の様子。宣伝効果も高いですね。
メニューには「松坂牛カーテンロース」という高さのある什器で提供される肉がありますが、PEANUTは倒すことなく安定走行で運んでいます。
また、肉の夜市 大曾根店はセルフオーダー端末とセルフレジも導入しており、それぞれが連携しています。そこにPEANUTが加わり、サービスロボットが大活躍している店舗と言えます。
PEANUTは今後も有名フランチャイズ飲食店やファミレスで続々と導入される予定だそうです。まだ見たことがない方でも、近いうちに目にする機会があるかもしれません。
SNSで話題!ペッパー君率いるペッパーパーラー
東京・渋谷に「東急プラザ渋谷」がグランドオープンした際、ニュース内で取り上げられた「ペッパーパーラー」。店舗に入ってすぐ、ずらっと並んだペッパー君が受付をする様子は圧巻です。
ペッパーパーラーはソフトバンクロボティクスが展開するロボットカフェ。ペッパー君以外にも、ヒューマノイドロボットの「NAO」、配膳ロボットの「Servi」、除菌清掃ロボットの「Whiz」が活躍しています。
ソフトバンクだからこそできるエンターテインメントカフェで、SNS映えも抜群。ペッパー君のイラストを使用したGOODSも充実しており、1度は行ってみたい、アミューズメントカフェと言えます。
ここまでの規模で飲食店にロボットを導入するには、最初からロボットありきで設計をする必要がありますね。
ロボットによる
全自動化飲食店も現実的になってきた?!
すでに日本でもある程度のセルフ化・自動化は日常的になっています。
お客様がメニューをQRコードで読み取り、自身のスマホに表示させたり、タブレットのタッチパネルで注文をしたり、会計を機械で行うセルフレジの利用だったりと、徐々に自動化が浸透してきています。
これらに加え、当サイトで紹介している配膳ロボットが導入されることで、かなり近未来的な世界が実現しつつあります。
中国では、2018年には調理もロボットが行う全自動化飲食店が開店しています。2020年にも別のロボットレストランが開店していることから、一時的なブームではなく、飲食店として営業が成り立っていることがわかります。
世界的に流行しているコロナの影響もあり、飲食業界では急速にロボット化が進んできていると言えそうです。