配膳ロボットのメーカーって
どんなところがあるの?
配膳ロボットは複数のメーカーからいろいろな銘柄が出ていますが、自社に合うものをどうやって選んだらいいのか迷うこともあると思います。その場合には、配膳ロボットを導入する一番の目的を基準に検討してみてください。ここでは導入するための環境や、選ぶ目的ごとの検討ポイントをご紹介しています。
まずは導入環境をチェック!
配膳ロボットのメーカーや銘柄を選ぶ前に、まずは導入できる環境にあるかどうかの確認が必要です。
ロボットによって必要な環境が異なるため、以下の項目を必ずチェックしましょう。
- 通行可能な最小通路幅
- ロボット単体の通路幅以外にも、店員やお客様、複数台導入する可能性がある場合には2台分がすれ違える幅かどうか確認。
- 店舗の形状
- マーカーが必要な場合はそれを設置できる場所の有無や、床・天井の形状、斜度など。
- 待機・充電する場所
- 稼働しない間の配膳ロボットの待機する場所や、充電させる場所が確保できるかどうか。
目的で選ぶ
効率化・省人化
配膳ロボットはどのメーカーも、基本的に効率化・省人化という目的を果たしています。
その中でもさらに効率化を求めるのであれば、以下のような条件をもとに検討するといいでしょう。
- トレイ段数
- トレイの段数が多い方が、より多くの料理を配膳できます。また「店舗の大皿が乗らない」ということのないよう、トレイ自体の大きさなども考慮に入れましょう。
- 操作性
- 配膳するテーブルの指定方法が簡単だったり、お客様が料理をとったらボタンを押さなくても自動で戻ったりといった、操作が簡単なものもおすすめです。設定した時間やバッテリーが少なくなってきたときに、自動で充電ステーションに戻るタイプも店員の負担を軽くします。
- 充電・稼働時間
- 充電時間が短く、稼働時間が長いのが理想です。営業時間をすべてカバーしたいのか、混雑する時間だけ稼働させたいのか、前もって検討しましょう。
エンタメ・集客
日本では配膳ロボットを導入している店舗自体がまだ少ないため、「ロボットが料理を運んでくる」というだけでも話題性があり、配膳ロボット目当てで来店するお客様も見込めます。
さらに来店したお客様がより楽しんでくれるようにエンターテインメント要素を取り入れたい場合には、音声データによる声掛けや、豊かな表情を表現するなどのコミュニケーション機能がある配膳ロボットを選ぶことがおすすめです。メーカーによっては、ロボットがテーブルに到着するまでの音楽やメニューの紹介をする音声など、飲食店の希望に合わせたカスタマイズが可能なものもあります。
また「ロボットが配膳する」という話題性に加え、表情があってかわいい・楽しいとお客様が感じてくれるため、TwitterやInstagramなどのSNSで配膳ロボットの様子を拡散してくれるという宣伝効果も期待できます。
今日は、混む前に早めの夕食で幸楽苑に。自動配膳ロボットが郡山にもいて、動いてる姿が思ったより可愛かった♪😆🎶 pic.twitter.com/NojwW0fg6Q
— よよしし (@130_shiyoyo) November 23, 2020
コロナ対策・感染症対策
コロナ禍における感染症対策を重視して配膳ロボットの導入を検討する飲食店もあると思います。
すべての配膳ロボットは人と人の接触回数を減らし、感染リスクの減少に非常に高い効果が見込めます。その中でもさらにリスクを軽減したいのであれば、お客様が直接触れる可能性のあるロボット本体のウイルス対策に注目してみましょう。
配膳ロボットには、配膳後に重量センサーで自動的にパントリーに戻るタイプや、配膳された料理を取り終わった後にお客様がタッチすることで戻るタイプなどがあります。また、お客様が物珍しさに触れることも考えられます。
こうしたロボットと人との接触による感染を防ぐためには、ロボットの本体に抗ウイルス処理を施してあるメーカーのものを選ぶといいでしょう。