配膳ロボットの価格ってどれくらい?
配膳ロボットを導入しようとするとき、まず気になるのは価格だと思います。ここでは日本よりも配膳ロボットが普及している海外での買取価格例や日本で購入する場合の価格について、人件費と比較した場合、補助金についてなど、詳しくご紹介します。
普及率の高い海外での買取価格
海外ではすでに配膳ロボットを導入している飲食店が数多くありますが、価格はいくらぐらいなのでしょうか。
あくまで参考価格ですが、海外のロボット販売サイトでは、1体150万~180万円程度で販売されているようです。価格的にチェーン店の導入例が多く、個人経営の店舗や小さな店舗ではハードルが高めです。
日本の配膳ロボットの価格ってどのくらい?
出典:ロボスタでは日本で配膳ロボットを導入する場合、価格はどの程度になるのでしょうか。
当サイトで紹介している配膳ロボットの中で、価格が公表されているのは「PEANUT(ピーナッツ)」「Servi(サービィ)」「サービスショット」の3商品のみです。
おすすめ1位のPEANUT(ピーナッツ)は、レンタルやリースでの提供はなく、販売価格250万円(分割払い可能)。もしも都道府県で最初の導入店舗だった場合には、150万円で購入できます。導入を検討している場合は、早めに問い合わせてみるといいですね。
ほかの2商品はレンタルでの提供で、月額10万円程度が相場といえます。
おすすめ2位のServi(サービィ)は、レンタル期間3年間という縛りがあるため、レンタルの月額99,800円(税別)×36か月で、およそ税別360万円となります。継続してレンタルする場合には、また3年間で360万円が必要となります。
また配膳ロボットによっては本体の費用以外に、初期費用や、本体の保守費用などがかかります。
購入した場合、本体価格を支払い終えた後は保守費用だけで済むので、長く使い続けることを考慮すると購入してしまった方がお得になります。
まずはお試しとして使用してみたい、という場合には、レンタルで様子を見ていくといいでしょう。
配膳ロボットの価格と人件費と比較してみました
配膳ロボットの価格は、人件費と比較した場合どうなのでしょうか。
仮に店員を1名、時給1,000円で8時間/日、月に20日間雇った場合、純粋な人件費としては16万円になります。厚生労働省が発表している「令和2年度地域別最低賃金改定状況」によると、最低賃金は792円ですが、それでも月に126,720円です。配膳ロボットをレンタルした場合、月7万~10万円だとしても、かなりの人件費が節約できることになります。人と違って1度にトレイを3~4枚運べるため、効率もいいですね。
またアルバイトの場合はシフトを組む業務が必要です。コロナなどの影響で人を減らしたり、逆にGO TO EATのような施策によって急にアルバイトを探さなければならなくなったりといった手間も、配膳ロボットを導入することで不要になります。
購入する場合は補助金もチェック!
配膳ロボットを購入するには、価格が高い…と思う場合には、補助金をチェックしてみましょう。PEANUT(ピーナッツ)のように購入できる配膳ロボットを選んだ場合には、補助金を受け取れる可能性があります。
現在、日本商工会議所が令和2年度補正予算で「小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>」という補助金を設定しています。
小規模事業者の行った施策が「非対面型ビジネスモデルへの転換」であると判断され、採択されれば、「150万円以上の補助対象となる事業費に対し、100万円を補助する」というものなので、興味がある場合は商工会議所のホームページを確認してください。